東京メトロは6月29日、ホームでの転落事故や接触事故の防止などを目的とした安全対策として、東京メトロ全路線全駅におけるホームドア設置計画を確定したことを明らかにした。

今回決定した計画では、2024年度までに1日10万人以上が利用する駅への整備を優先的に進め、2025年度までに全駅にホームドアを整備することを目指すとしている。

具体的には、すでに工事に着手している銀座線は2018年度上期に整備を完了する予定としているほか、日比谷線が2020年度の工事開始、2022年度の整備完了、東西線が2017年度の工事開始、2025年度の整備完了、千代田線が2018年度の工事開始、2019年度の整備完了、半蔵門線が2017年度の工事開始、2023年度の整備完了をそれぞれ予定している(丸ノ内線、有楽町線、南北線、副都心線はすでに全駅整備済み)。

なお、東京メトロの全179駅における整備率の推移予定は、2017年度末で55%(98駅)であるのが、2020年度の夏で77%(138駅)、2020年度末で83%(148駅)、2024年度末で98%(176駅)、2025年度末で100%(179駅)となっている。

浅草駅に設置されているホームドアの様子 (出所:東京メトロWebサイト)