ソニー・グローバルエデュケーションは6月9日、教育機関向け「STEM教育パッケージサービス」の提供を開始した。

今回のSTEM教育パッケージは、課題解決型学習(Project Based Learning)を核として学習環境をトータルデザインしており、次代のリーダーやイノベーターの育成に寄与することを目指している。初等・中等教育の生徒を対象として展開し、主にロボット・プログラミングの学習活動支援と、思考力を評価する数理アセスメントプログラムで構成されている。

同プログラムでは、、深い学びをめざす「反転授業」のための学習コンテンツとして、同社が2017年2月から販売を開始したロボット・プログラミング学習キットKOOVを利用。受講生徒は、この教育パッケージサービスのみで提供されるKOOVの新規オリジナル学習コンテンツで学ぶこと可能だ。

その後、5つの思考回路分析に基づいた評価ツールを活用した数理アセスメントプログラム(Global Math Challengeなど)の受検により、思考力到達度を世界規模のスケール、環境で評価できる。

また、このプログラムの参画を通じて実践したKOOVの優秀作品制作受講生には、ソニー・エクスプローラサイエンスでの作品展示紹介機会の提供や、各種ロボットコンテンテストの参加を支援。さらに、Global Math Challengeの成績優秀者には、一般財団法人算数オリンピック委員会が主催する国内最高峰の小学生向け算数大会である「算数オリンピック大会」、中学生向け数学大会である「広中杯」、「ジュニア広中杯」への参加も支援していく。