伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とベルシステム24ホールディングスは5月25日、Sansanが提供する法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」に対応したBPOサービス「Sansan uFollow」の提供を開始した。営業活動の効率化や強化を検討している企業・組織を中心にSansanのライセンス提供や関連システムの構築と併せて、Sansanの利用組織に必要な運用業務をサポートするサービスとなり、新サービスや関連ビジネスを含めて3年間で3万ユーザーへの提供を目指す。
Sansanは、組織内で名刺情報を共有し、マーケティングや営業活動で効率的な情報活用を可能にする企業向けクラウド名刺管理サービスであり、クラウドサービスとしての導入の容易さと、金融機関にも採用される強固なセキュリティが特徴。さまざまな企業で導入される一方で、部門単位で利用される場合が多く、経費配賦の工数削減や組織改編に伴うユーザー設定の変更など、社内での運用業務に対するサポートのニーズが高まっているという。
新サービスは、このような企業のニーズに対応したBPOサービスとなり、経費配賦の支援や、利用ユーザーの登録・設定の代行、初期導入時の名刺データ移行作業などの運用業務サポートを行い、Sansanを導入する企業の管理工数の削減に貢献するとしている。
提供メニューは「使用状況報告」「管理者業務支援」「請求配賦支援」の3つ。使用状況報告は利用実績レポート出力で、週次、月次単位でSansan利用状況を報告し、社内での利用促進を図り、名刺を企業の資産に変えるサポートする。
管理者業務支援は、部署設定、ユーザー設定、所有者変更などとなり、社内の取り決めた単位で費用配賦レポートを作成提供し、サービス取りまとめ部署の方の負担を軽減する。請求配賦支援は部署単位での費用配賦レポート提示で、ユーザー管理者作業のアウトソースを可能とし、顧客の業務負荷を軽減し、Sansanサービスの活用に注力できるという。
すでに、CTCはSansanの販売代理店およびSIパートナーとして、既存のクラウド基幹系や情報系システムとSansanの連携サービスを提供しており、新サービスでは、ベルシステム24のオペレーションサービスをベースにSansanの導入から運用までを総合的に支援する。
今後も両社は、Sansanをはじめとするさまざまなクラウドサービスの運用支援を通して顧客のクラウド活用を促進し、業務の効率化に貢献していくという。
価格は利用状況報告と請求配賊支援が100IDが5万円/月(別途、初期費用が発生)~、500IDが10万円/月(同)~、1000IDが15万円/月(同)~、2000IDが20万円/月(同)~、3000IDが25万円/月(同)~、4000ID(以降1000ID追加ごとに5万円/月加算)が30万円/月(同)~、管理者業務支援が10枚チケットで1万円(作業後tに使用チケットの数は決められている)。