Microsoft Researchは5月19日(米国時間)、「P: A programming language designed for asynchrony, fault-tolerance and uncertainty - Microsoft Research」において、同社が開発しているプログラミング言語「P」を紹介した。「P」はGitHubにおいて、MITライセンスの下、オープンソース・ソフトウェアとして公開されている。

「P」は並列処理および非同期イベントモデルをベースとしたプログラミング言語で、インタラクティブステートマシーンとして動作するようなモデルの実装に活用できる。MicrosoftはMicrosoft Windows 8およびWindows PhoneのUSB 3.0スタックの実装および検証において「P」を利用している。

Pツールチェーンフローチャート|P: A programming language designed for asynchrony, fault-tolerance and uncertainty - Microsoft Researchより抜粋

「P」は広く汎用的に使われているようなプログラミング言語ではないが、Rustに近いところがあるとされており、場合によっては今後利用されるシーンが増えていく可能性がある。特にIoTデバイスにおいて開発などに利用されるようになると、利用シーンが一気に増えるものとみられる。