freeeは5月22日、三菱東京UFJ銀行が提供する法人向けインターネットバンキング「BizSTATION」と、更新系および参照系のAPIを活用したシステム連携を開始したと発表した。これにより、BizSTATIONへの振込申請がクラウド会計ソフト freee上で完結する。

昨今の銀行法改正の背景として、金融機関とフィンテック企業との「オープン・イノベーション」の推進が挙げられる。フィンテック企業と金融機関間での「支払・送金の指示」や「口座情報の取得」などが、システム上、安全に接続できるようにオープンAPIに対応することが求められているという。

従来の振込手続きでは、会計ソフト上で生成された振込データのファイルをダウンロードし、別途ログインしたインターネットバンキングでファイルをアップロードし、振込依頼を行う作業が発生していた。

同連携により、「クラウド会計ソフト freee」上で自動的に生成された立替経費や買掛金などの支払いに関するすべての振込データが、振込依頼元である「BizSTATION」に自動連携されるため、BizSTATIONにログインすることなくクラウド会計ソフト freeeから振込先への振込申請が可能になる。