Githubは5月17日(米国時間)、「Announcing Git Integration for Atom and GitHub Desktop Beta · GitHub」において、AtomにGitおよびGitHubとの統合機能を導入したこと、デスクトップとGitHubの統合を実施するためのGitHub Desktop Betaを公開したことを伝えた。人気の高いAtomエディタの開発はGitHubが主体で進められてきたが、これまでGitやGitHubとの連携が弱いと言われてきた。このリリースでGitHubとの統合がより優れたものになると見られる。

GitHubはブラウザから利用できるほか、コマンドラインからの操作が可能。Atomに導入が予定されているGitおよびGitHub統合機能はこれまでブラウザやコマンドから行ってきた操作をAtomから実施できるようにするもの。これまでよりもGitHubのワークフローと統合されており、自然に操作ができるようになっている。

この新しいGitおよびGitHubとの連携機能は次のリリースとなる「Atom 1.8」での導入が予定されている。本稿執筆時点でこの機能を試すにはAtom Betaを利用する必要がある。

GitHubは多くのオープンソースソフトウェアの開発で中心的なプラットフォームとして使われている。AtomにおいてGitおよびGitHubの統合が進むことは、Atomを使用している多くの開発者にとって効果があると考えられる。