NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)では、常設展示内容を大幅に入れ替え、2017年5月27日(土)より、メディア・アート展「オープン・スペース 2017 未来の再創造」を開催する。入場料は無料。場所は東京都内の京王新線、初台駅から徒歩2分の、東京オペラシティタワーの4階。

東京オペラシティの4階にある常設展示を、今回大幅に入れ替えた

ICCが開館20周年を迎え、これまでの20年をふりかえりつつ、これからの20年にどのような新たな未来を提示することができるのかをあらためて考え、未来のビジョンを再創造することがテーマとなっている。

コンピューターなど、最新のメディアやテクノロジーを使用したメディア・アートの代表作や新作、歴史的な作品、教育機関による研究成果としての作品などが展示され、作品を楽しむだけでなく、その背景にある現代の多様化したメディアやコミュニケーションの在り方などについて考えるきっかけとなることを目指している。

一見すると何も映っていないディスプレイに、「音メガネ」をかざすと…

主な展示コーナーは、国内外のアーティストによるメディア・アートの展示と、大学など研究機関における研究成果や事例を紹介する作品展示、今後活躍が期待される新進アーティストやクリエイターの最新作品やプロジェクトを紹介するコーナーなどがある。

完全な暗闇の中で、音の粒が飛び跳ね、うねる

慶應義塾大学の鳴川研究室の研究展示

主な展示アーティストは、緒方壽人、evalaなど。その他にも「人工知能とアート」をテーマにした有識者によるトークイベントなど、様々なプログラムが用意されている。

館内には、おむつ替えシート2台や調乳専用給湯器、流し台等も備えたベビーコーナーを設置してあり、子供連れでも安心だ。