AMDは3月7日(米国時間)、次世代サーバ向けCPU「Naples」(開発コード名)のプレビュー公開を行い、2017年第2四半期に最初の製品出荷を予定していることを発表した。

Naplesは「Zen」アーキテクチャベースで開発されているプロセッサで、最大32コア(64スレッド)を搭載。1チップあたり8チャネル 16モジュールのDDR4メモリをサポートが可能なほか、128レーンのPCI Express Gen3に対応する。また、2ソケットシステムの場合、それぞれのNaplesを「AMD Infinity Fabric」コヒーレントで相互接続することで高い性能を維持することを可能とするという。

Naplesの概要。サーバ用途としては2ソケットシステムを基本とし、2つのCPU間はInfinity Fabricで接続されるという

これにより、AMDでは、現在、競合がハイエンドとして提供するCPUに対し、いずれもクリティカルなパラメーターにおいて、コア数では45%、I/O容量では60%、およびメモリ帯域幅で122%上回るっていると説明している。

なお、同製品の大量出荷は2017年下半期に、OEMとチャネルパートナーを通じて開始される予定だという。