ログバーは3月6日、東京地下鉄(東京メトロ)と共同で、ログバーが開発した音声翻訳デバイス「ili(イリー)」を活用した旅客案内の実証実験を3月13日および同18日に実施する予定であることを明らかにした。

同実証実験は、 2016年10月から12月にかけて実施された東京メトロのオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2016」において、 東京メトロアクセラレーター賞を受賞した、 ログバーの「東京を言語のカベがない世界初の都市へ」という提案の実現に向けた第一歩として実施するもので、同プログラムにおけるパイロット施策の第1弾となる。

iliは、 ネット接続することなく、旅行に関係する会話に特化して、日本語から英語または中国語へ、もしくは英語または中国語から日本語への音声翻訳に対応できるサービスで、これにより、訪日外国人に対して、さまざまな状況に応じた案内を瞬時かつ的確に行うことが可能となることが期待されている。

なお、2回の実証実験はいずれも10時~12時の間に実施される予定で、開催場所は3月13日は銀座駅の旅客案内所にて、18日は明治神宮前(原宿)駅 副都心線改札口がそれぞれ予定されているが、実証実験の実施状況を踏まえ、実験日や時間、場所などの追加も検討するとしている。

「ili」の実機イメージ(左)と利用イメージ(右)