CSS-Tricksに2月16日(米国時間)に掲載された記事「Transparent JPG (With SVG)|CSS-Tricks」が、JPEG画像を使って透過JPEG画像のような処理を実現する方法を伝えた。JPEGは透過機能を提供していないが、SVGと組み合わせることで透過JPEGのように振る舞わせることができるとされている。どのようにツールを使って必要となるデータを生成し、どのようにコーディングすればよいかがわかりやすくまとまっている。

写真などの画像はJPEGまたはこれに類似する形式で保持するのが、サイズおよび品質の双方の面から適していると考えられている。一方、イラストやアイコンといったデータの場合はPNGのほうがサイズや機能の面で適切だと考えられている。写真データのようにデジタルカメラで撮影したデータを加工して透過PNGと似たようなことをする機能はデフォルトのJPEGでは提供されていない。

記事では、JPEGをPNG-24に変換する方法とPNG-8に変換する方法にも言及しているが、PNG-24にする方法ではファイルサイズが大きくなりすぎ、PNG-8にする場合では適切なクオリティが得られないと指摘している。JPEGデータから使用したいデータを切り出し、これにSVGデータを重ね合わせることで透過機能を実現する方法であれば、データサイズを抑えつつクオリティの低下を招かずに目的を果たすことができると説明している。