Googleは26日、Android/iOS向けアプリ「Google翻訳」の最新アップデートで、スマートフォンなどのカメラで読み取ったテキストのリアルタイム翻訳を画面に重ねて表示する「Word Lens」機能が英語・日本語間の翻訳に対応したと発表した。

Word Lensの利用イメージ。「英語圏に旅行中、レストランでメニューがわからず困ったときなどに役立つ」とのこと(画像:Google)

Word Lens機能は、Google翻訳アプリの機能のひとつで、アプリ内から起動したカメラに文字を映すと自動的にテキストを検出し、翻訳結果を画面上にオーバーレイ表示する。英語-中国語や英語-フランス語、英語-スペイン語などに対応しており、日本語は30言語目の対応。アプリ更新後にWord Lensを起動すると、日本語のダウンロードについてポップアップが出現し、ダウンロードするとインターネット接続不要でWord Lensが利用できる。

Android版の対応バージョンは端末により異なる。iOS版ではiOS 8.0以降に対応する。

iOS版「Google翻訳アプリ」のWord Lensで、日本語から英語への変換を試したところ。左側が元の日本語表示のニュース、右側が自動で英語に翻訳されたニュース

iOS版「Google翻訳アプリ」のWord Lensで、英語から日本語への変換を試したところ。左側が英語で書かれたレポート用紙の表紙、右側が自動で翻訳されたもの