12月15日、「Ruby biz Grand prix 2016」の授賞式を開催し、グランプリに「Misoca」と「ラクスル」を選出した。授賞式では、プレゼンターから賞状とトロフィーを授与され、受賞者はそれぞれ受賞の喜びや、今後の目標などを語った。
今回で第2回目を迎える「Ruby biz Grand prix 2016」は、Rubyを活用して、ビジネスの領域で新たな価値を創造し、イノーべションを起こしたサービスや商品を表彰する取り組み。今回は、国内外から29事例をノミネートし、事業の成長性と持続性、Ruby採用理由やRubyエンジニアの開発プロセスでの役割、事業の社会的な影響度を基準に各賞を選出。
表彰式では、第1回グランプリ受賞企業となる、トレジャーデータ ソフトウェアエンジニアの田龍聡氏が登壇し、前年度受賞を果たしてからの軌跡や、今後の抱負などを述べ、「先日私たちは更なる資金調達をいたしまして、より開発を強化し、進めていくステージにいる」と発表。「これからも引き続き、世界で広く使っていただける製品にできるように努力していく」とコメントした。
グランプリの表彰では、Misoca 代表取締役の豊吉隆一郎氏と、ラクスル 執行役員CTOの泉雄介氏が登壇し、プレゼンターで審査委員長のまつもとゆきひろ氏から賞状とトロフィー、副賞の100万円が授与された。
Misocaの豊吉氏は、「まさかグランプリに選ばれるとは、みんなでくればよかった」と驚きとともに喜びを表現。ラクスルの泉氏は「社員も含めて、自社に関わる全ての方に感謝をしたい。帰社してすぐにお祝いします」と感謝を述べ、これまでの努力を振り返っていた。
そのほか、特別賞には「アクトキャット」、「ジモティー」、「ユニファ」、グローバル賞には「Planio」、ソーシャルイノベーション賞に「正興ITソリューション」、「メドレー」がそれぞれ選出され、トロフィーと賞状が授与された。
表彰式の締め括りには、「Ruby」開発者であり審査員長を務めるまつもとゆきひろ氏より、各賞の選考理由が語られた。第2回目という中で選定にあたり、「1回目にも増して審査の難易度が高くなったと感じている」とコメントし、各社への評価と期待を述べ、あらためてRubyを活用したビジネスの更なる可能性を感じられる機会となった。