NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は12月8日、セキュアな閉域網上にマルチクラウド環境を構築できるサービス「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect(Multi-Cloud Connect)」において、Amazon Web Services(AWS)の導入・実装・運用を一元的に支援するサポートメニューの提供を開始した。

サービス提供イメージ

「AWS」や「Microsoft Azure」、「Office 365」の導入を検討する企業が増加しているが、これらの検討にあたっては、各クラウドサービスへ接続する回線だけでなく、クラウド側の仮想ネットワークや、構内のプロキシ―・ファイアウォールなどを含むネットワークの設計、「Active Directory」などの認証システムと連携させるための設計など、検討が必要な事項が多岐に渡るため、企業におけるIT担当者の負担となっているという。

同サービスは、クラウド、ネットワーク、LAN環境すべてをサポート範囲とし、導入の検討から運用に至るまでを一元的にサポートする。また、顧客の環境やニーズに合わせて、メニューから必要なサポート内容を自由に選ぶことができる。

同社エンジニアが、顧客から要件をヒアリングしたうえで、構成および各リソースの設計・設定から導入まで、一貫したサポートを行うため、導入・実装・運用に関わる手間やコストを、複数の事業者を使って自社で対応するよりも、削減できるという。

提供メニューと価格(税別)は、「Multi-Cloud Connect」からの各クラウド接続に伴う顧客のLAN環境の構成検討や、回線開通に係る作業をサポートする「クラウド接続メニュー」が11万円から、AWSの構成および各リソースの設計・設定、導入などをサポートする「AWS利用メニュー」が35万円から、Microsoft Azureの構成および各リソースの設計・設定、導入などをサポートする「Microsoft Azure利用メニュー」が35万円から、Office 365のテナント開通やExchange Onlineなど各種サービスの設計・設定、導入などをサポートする「Office 365利用メニュー」が50万円から。