STマイクロエレクトロニクス(STマイクロ)は12月1日、Sigfoxグローバル・ネットワークに対応した低消費電力・長距離無線IC「S2-LPトランシーバIC」を発表した。

同製品は、免許不要のSub-1GHz周波数帯を使用するもので、各国での使用が可能。超狭帯域動作により、無線スペクトルの高効率利用、および低消費電力の信号を使用した長距離の高信頼性データ交換が可能となる。さらに、Sigfoxグローバル・ネットワークに対応しており、信頼性・効率・コスト効果の高いIoT向けコネクティビティへのアクセスを簡略化する。

警報システム、防犯装置、スマート・メータといった、ネットワーク接続型機器や、ローカル・ゲートウェイを使わずに遠隔センサなどの機器をクラウドに直接接続する長距離無線リンクのほか、ル・オートメーション、産業用モニタ/制御システム、スマート・シティにおける照明、交通、駐車管理システムなどのアプリケーションに適しているという。

同製品は現在量産中で、QFN24パッケージ(4x4mm)で提供される。単価は、1000個購入時に約1.15ドルとなっている。