三井デザインテックは、リビングスタイルと事業提携契約を締結し、AR技術を搭載した家具配置シミュレーションアプリ「iLMiO AR」をリリースした。

専用マーカーで、原寸大のインテリアを3D表示できる

色や配置は自在に変更可能

同アプリは、AR技術を活用し、現実空間に原寸大のインテリアを3Dで表示し、「インテリアの試着」が実現できるもの。新居への引越し時にインテリアの配置を検討する場合だけでなく、現在居住中の部屋にインテリアを追加購入する場合にも、手軽に商品を配置シミュレーションして試すことができる。

2015年3月に同社がリリースした会員制インテリアクーポンアプリ「iLMiO」の掲載ブランドの内、7ブランド、約6万点のインテリア商品がすでに収録されており、2017年までに13ブランド、約80万点まで拡大する予定となっている。

また、同時にリニューアルされるアプリ「iLMiO」は、現在三井不動産グループ企業の顧客を中心に配信しているが、今後は「iLMiO AR」と連携しより多くのユーザーが利用できるよう、サービスが拡充される予定ということだ。

今回AR技術を提供し、三井デザインテックと事業提携契約を締結したリビングスタイルは、国内の大手インテリアブランドを中心に20ブランド以上へインテリアのレイアウトシミュレーションシステムを提供するベンチャー企業。2016年7月には三井不動産のCVCファンド「31VENTURES Global Innovation Fund 1 号」からも出資を受けており、三井デザインテックとインテリアを中心とした「ライフスタイル提案のビジネス」を新たなICTツールの共創により展開している。