Microchip Technology(Microchip)は11月24日、32 ビット PIC32MZ EF マイクロコントローラ(MCU)ファミリに拡張温度品と高速動作(250MHz)の産業用温度品を追加したと発表した。

PIC32MZ EF ファミリは最高250MHzのコア性能を備え、浮動小数点ユニット(FPU)、CAN(Controller Area Network)を含む接続機能を内蔵。今回、拡張温度品はAEC-Q100グレード(-40~125℃)規格に対応し、高温下で安定した動作と性能が要求される車載および産業分野の基幹用途に適している。

また、産業用温度品(-40~+85 °C)の一部が新たに高速動作(250 MHz/795 CoreMark)に対応。高速動作品は高速なオーディオ処理およびストリーミングを必要とするハイレゾリューション(ハイレゾ)オーディオなど、従来より高いコア性能が必要な用途に向いている。

PIC32MZ EF ファミリはTQFP、QFN、VTLA、LQFPを含む各種パッケージを採用し、同日より量産出荷を開始している。