妊娠中は体調や体型、精神状態など、さまざまな変化が訪れる。味覚に関しても、「酸っぱいものがほしくなる」など、普段とは異なるものが好きになる人は多いようだ。今回は、子どものいる既婚女性のマイナビニュース会員144名に「妊娠中、いきなり好きになった食べ物」を聞いてみた。

Q.妊娠中、「妊娠中、いきなり好きになった食べ物」は?

Q.妊娠中、いきなり好きになった食べ物を教えてください。また、妊娠後もそれは引き続き好物でしたか?
1位「特にない」 43.8%
2位「柑橘類以外の果物」 6.9%
3位「柑橘類」 4.9%
4位「パン類」 4.2%
4位「炭酸飲料」 4.2%
6位「酢の物や梅干しなど」3.5%
6位「トマト」 3.5%

■「柑橘類以外の果物」
・「スイカです。冬の時期は特に。産後も好きなままでした」(74歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ドラゴンフルーツ」(25歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「夫がわざわざ買ってきてくれた高級梨。出産後も食べられた」(74歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「パイナップルなどのフルーツ」(32歳/滋賀県/その他/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「ぶどう。出産後はそうでもなくなった」(39歳/東京都/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)

■「柑橘類」
・「レモン、ミカンなど。妊娠後はやっぱり嫌いかな」(59歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「グレープフルーツが好きになって食べていた。出産後は、好物と言うより普通になっていた」(30歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「柑橘類。好物でした」(49歳/北海道/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)

■「パン類」
・「菓子パン。今でも1日パンだけでもいい」(43歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「サンドウィッチ。出産後は別に特に好きではなくなった」(39歳/岐阜県/広告・出版・印刷/技能工・運輸・設備関連/個人事業主・会社役員)
・「焼きたてのバターロール。好物ではないが嫌いでもない」(35歳/長崎県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■「炭酸飲料」
・「炭酸飲料ばかり飲んでいました。出産後は落ち着きました」(33歳/長崎県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「普段、炭酸はあまり飲まないけど、さっぱりするのでデカビタCやオロナミンCなどが好きになって飲んでいた。今はそれほど飲まない」(36歳/滋賀県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ラムネ。出産後はむしろ嫌いになった」(40歳/東京都/通信関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

■「酢の物や梅干しなど」
・「梅干し。出産後はもとに戻って、そんなに食べたいと思わなくなった」(54歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「もずく酢。今も好物」(40歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「キューリの酢の物。出産後も引き続き、好物でした」(60歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■「トマト」
・「トマト、トマトジュース。今も好物」(52歳/宮城県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「トマトが食べたくなって、たくさん食べた」(36歳/大分県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「トマトのサンドウィッチ。出産後はまったく食べなくなった」(50歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■「その他」
・「結婚後、九州の福岡で暮らしていたが、二人目を妊娠してすぐに北海道に主人が転勤になってしまいました。北海道の札幌はスープカレーがメジャーな食べ物で、その香辛料プンプンのカレーが癖になり、妊娠中にもかかわらず辛さの段階を(1)にして、色々なお店のスープカレーを主人と食べ歩きました」(47歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「コーヒーです。飲めなかったのに急に飲みたくなり、一日一回、ノンカフェインで飲んで、今も大好きで毎日飲んでます」(31歳/埼玉県/物流・倉庫/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「フライドポテト。妊娠中の一時期ほどはほしいとは思わない」(36歳/徳島県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「バニラアイス。毎日食べるくらい好きになった。出産後はあまり食べなくなった」(39歳/岡山県/サービス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「牡蠣フライ。産後も好物になった」(32歳/東京都/証券・投資銀行/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「妊娠中に突然、かりんとうが食べたくなってよく食べてましたが、今は全然食べたくないです」(52歳/山形県/フードビジネス/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「アジの塩焼き、蒸かしたさつまいも。出産後、まったく興味がなくなりました」(39歳/東京都/官公庁/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「息子を妊娠中、不二家のピーチネクターが飲みたくて! 普段は桃が嫌いなので絶対飲まない。産後はやっぱり飲めなくなりました」(42歳/岐阜県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「レーズンなどのドライフルーツ。レーズンパンなど頻繁に食べるようになった」(35歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「イカの塩辛。出産後も引き続き好物です」(23歳/新潟県/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「二人目の妊娠時にわかめスープにはまったが、産後は特に食べたくなくなった。三人目の妊娠時にも食べたくならなかった」(33歳/大阪府/輸送用機器/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「妊娠中期にはやたらと食欲があって、こってりしたものが好きだった。元々は食が細く、あっさりしたものが好きなので、自分ではないような気がした」(56歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/その他)

■総評
マイナビニュースの既婚女性会員に対して「妊娠中、いきなり好きになった食べ物」について聞いたところ、1位は「特にない」で、43.8%を集めた。好きになった具体的な食べ物は、「柑橘類以外の果物」が6.9%、続いて「柑橘類」が 4.9%、「パン類」と「炭酸飲料」がともに4.2%、「酢の物や梅干しなど」と「トマト」が各3.5%となった。「その他」は29.2%だった。

好きになった食べ物の1位となった「柑橘類以外の果物」では、「スイカ」とする意見が複数見られたほか、「バナナ」「イチゴ」などがあがった。続いて票を集めた「柑橘類」は、「グレープフルーツ」「レモン」「ミカン」を好物とする声が寄せられた。

「パン類」はジャンルとしてはかなり広いが、菓子パンや焼きたてのパンが好きになったというコメントが多かった。「炭酸飲料」については、口の中をさっぱりさせてくれる効果を評価している声が寄せられている。「酢の物や梅干しなど」「トマト」も同様に、口中の清涼感を求めて口にしている様子がうかがわれる。

その他では、「生クリーム」「牛肉ソテー」「モスチーズバーガー」「和菓子」「せんべいなどのしょっぱいお菓子」「ラーメン」「ガリガリくん」「マヨネーズ」「わさびやからしなどの薬味」「キムチ」「納豆」など、さまざまな食べ物があがった。

アンケート全体を見ると、「妊娠中、いきなり好きになった食べ物」については、全体の4割ほどが「特にない」と答え、食物の嗜好は妊娠前と特には変化がないとしている。残りの約6割は食べ物の好みに変化があったとの回答だった。

好きになった食べ物としては、「(柑橘類も含む)果物」や「炭酸飲料」、「酢の物」「トマト」など、清涼感があり、口の中をさっぱりとさせてくれるものが並んでいる。「パン類」についても、トマトサンドウィッチを推す声があったように、妊娠中はとかくあっさりしたものを好む傾向があるようだ。一方で、その他のコメントでは、揚げ物やカレーなどこってりしたものも好まれており、味覚に関しては千差万別の実態もうかがわれる。

妊娠中に好きになった食べ物が出産後も好きかという点に関しては、引き続き好きなままでいるという意見と、その後は関心がなくなったという意見がほぼ拮抗している印象であり、こちらも個人差が大きいようだ。

調査時期: 2016年7月1日~2016年7月7日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 144人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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