日立製作所(日立)と中国・寧波健信核磁技術(健信)は11月16日、MRIシステムの製品競争力強化に向け、超電導磁石およびサブシステムを共同開発することで合意したと発表した。

健信は、MRIシステム用の永久磁石や超電導磁石を開発・製造・販売する中国の磁石メーカー。日立は2003年以降、同社のMRIシステムに健信の永久磁石を採用している。

今回の合意により両社は、これまでの関係を発展させ、それぞれが持つMRIシステム開発と磁石開発の強みやノウハウを生かすことで、超電導磁石、および高周波回路や傾斜磁場コイルなどを最適に制御するサブシステムを共同で開発し、信頼性に優れた高画質なMRIシステムの実現を目指していく。

日立は、共同開発したMRIシステムを中国市場をはじめ世界で販売することで、画像診断機器事業を拡大していきたい考えだ。