ソニーは11月10日、電子タグ「MESH」をリニューアルし、新機能を搭載して発売した。全7種類のMESHタグが入った「アドバンスセット」と、3種類入った「スターターセット」を用意。希望小売価格は「アドバンスセット」が37,980円、「スターターセット」が14,980円(いずれも税込)。

MESH

MESHとは、無線接続が可能なブロック形状の小型電子タグ。スマートフォンと連携することで、IoTを活用した仕組みを簡単に作れる。たとえば、「ボタンを押した時にLEDを点灯させたい」場合は、MESHの専用アプリ「MESH - Creative DIY Toolkit」でボタンタグのアイコンとLEDタグのアイコンをドラッグ&ドロップして紐付ける。

アプリ操作画面のイメージ

「アドバンスセット」には、LEDタグ / ボタンタグ / 人感タグ / 動きタグ / 明るさタグ / 温度・湿度タグ / GPIOタグの7種類が、「スターターセット」には、LEDタグ / 動きタグ / ボタンタグの3種類がセットになっている。

今回の新バージョンでは2つの機能を追加した。1つは「音楽再生機能」で、スマートフォンやタブレット内の音楽の再生・停止が可能になる。使用例としては、明るさを検知する「明るさタグ」と、アプリの音楽再生機能を組み合わせることで、部屋の照明がついたら自動で音楽を再生し、照明を消すと自動的に音楽を止めるといったものだ。

部屋が明るくなると自動で音楽を再生する仕組み

2つめは「データ送信機能」。「温度・湿度タグ」と組み合わせ、部屋の温度や湿度をGoogleスプレッドシートやEvernoteなどに自動で記録し、温度や湿度に敏感な観葉植物などを管理するオリジナルツールなどを作成できるという。

部屋の温度や湿度の記録も簡単に行える

新機能はiOSアプリにて先行リリースされる。Androidアプリには、年内のアップデートで提供される予定だ。