KDDIウェブコミュニケーションズは11月8日、はてなの提供するサーバ監視サービス「Mackerel」に、同社の提供するクラウド電話API「Twilio」が導入されたと発表した。

Twilioは、電話やSMSの送受信をはじめ、ビデオやチャットなどのコミュニケーション機能を提供するサービス。Twilioが提供するAPIをウェブサイトやアプリケーションに実装すると、アプリから電話をかける、複数人での電話カンファレンス・ビデオカンファレンス、テキストメッセージ(SMS)や電話の一斉発信、電話機のボタンでサーバ操作など、さまざまな用途に適用できる。

Mackerelは、サーバにおける各種ハードウエアやアプリケーションソフトウエアの性能をリアルタイムに監視する、SaaS型のサーバ監視サービス。容易にサードパーティーサービスと連携でき、効率的なインフラ環境の構築が可能。

今回、TwilioとMackerelが連携したことで、Mackerel上でサーバ障害を検知した際に、より即時性の高い自動電話の発信やSMSの一斉送信など、自由度のあるアラート通知が利用できるようになった。企業の利用ニーズにあわせ、さまざまなアラート通知の仕組みを、容易かつ低コストで導入できるとしている。

今回の連携に伴い、Twilioでは、2017年より開発者向けの教育プログラム「Twilio マスター」を開始。同プログラムは、ソフトウェア開発者を対象に、Twilioの実装や活用方法について深く学べる有償プログラム。企業とのコラボレーションも実施しながら、より実践的なTwilioの活用方法をハンズオン形式で提供する。詳細は12月より同社Webページで公開する予定。