日本デザイン振興会は28日、2016年度グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)が、世界地図図法「オーサグラフ世界地図」に決定したと発表した。

「グッドデザイン大賞」は、2016年を象徴するデザインとして1点が選定されるもの。すでに発表されていた大賞候補6件の中から選ばれた。

世界地図図法 オーサグラフ世界地図
受賞者:慶応義塾大学 政策・メディア研究科 鳴川研究室(神奈川県)+オーサグラフ株式会社(東京都)

「オーサグラフ世界地図」は、大きさや形の歪みをおさえた正確な地球の全体像を示す四角い世界地図。球面世界という行き止まりがない世界観、G20という言葉に表されるような多中心な世界観を描くことができ、人類世に突入した複雑な世界の全体像を正確に把握するために、これまでより正確な世界の描きかたに基づいた世界地図をデザインした。

このほか、同日にグッドデザイン金賞、グッドデザイン特別賞、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞結果も発表されている。なお、受賞理由などが語られた発表会レポートはこちらから。