EIZOは26日、カラーマネジメント対応の27型液晶ディスプレイ「ColorEdge CG2730」の出荷を一時停止した。表示性能上の不具合が原因で、改善したのち、2017年2月末に出荷を再開する見込み。
同社によると、ColorEdge CG2730の使用時間が長くなると、発色が変化する不具合が起こる可能性が判明したという。既存のユーザーに対しては、EIZOから連絡を取り、当該製品を回収。代替機を提供する。回収した製品は修理や調整を行い、不具合を取り除いてからユーザーに届ける。
なお今回の不具合が発生しても、発煙や発火といった人体に危害を加える現象や、安全に関わる問題はないとのこと。また、同時期に発売された27型「ColorEdge CS2730」には、今回の不具合はないという。
ColorEdge CG2730は、非光沢(ノングレア)のIPSパネルを採用した27型の液晶ディスプレイ。解像度は2,560×1,440ドットで、Adobe RGB色空間を99%カバーしている。プロの写真家やカメラマン、印刷業界、グラフィック業界などを主に想定した、ColorEdgeシリーズの上位モデルだ。