NECパーソナルコンピュータは13日、同社製PC「LAVIE」の2016年秋冬モデル4シリーズを発表した。9月中旬から順次販売する。

「LAVIE」2016年秋冬モデルでは、15.6型ノートPC「LAVIE Note Standard」シリーズのミドルレンジモデル以上で、"Kabylake"の開発コード名で知られる第7世代Intel Coreプロセッサを搭載。合わせてきょう体デザインやインタフェースも改善した。

ソフトウェア面では、音場再生技術AudioEngineを強化。ヘッドホンでの音楽再生を、スピーカーから鳴っているように前面から鳴らすImaginary Speaker(イマジナリースピーカー)機能を搭載した。夜間の音楽再生や、スマートフォンでの動画再生などに配慮した機能で、通常ヘッドホン再生した場合、音は耳の左右から聞こえてくるが、同機能をオンにすると前方にステレオ定位が作られ、ヘッドホンで聞きながらも音が前から聞こえてくるように感じられる。有線のヘッドホンであれば機種を問わず対応し、Bluetooth接続のヘッドホンでは利用できない。また、ハイレゾ対応の音楽再生ソフトウェア「HiGrand Music Player V2」は、WAVやFLAC、ALAC、DSDなど対応フォーマットを大幅に拡大し、インタフェースも改善した。

このほか、フォトムービー作成ソフトウェア「MediaShow」では、撮影時期や写っている人を指定する機能を追加。また、従来プリインストール提供してきたはがき作成ソフト「筆ぐるめ」に加え、Twitterやメールアドレスでつながっているユーザー対し、年賀状の送付が行えるサービス「ネットで年賀状」もサポートした。年賀状の印刷は有料で、はがき代含み1枚130円から。

それでは、NECの2016年秋冬モデル4シリーズを紹介していこう。

LAVIE Note Standard

15.6型ノートPC「LAVIE Note Standard」秋冬モデルでは、ミドルレンジ以上のモデルでハードウェアを更新。"Kabylake"の開発コード名で知られる第7世代Intel Coreプロセッサや、リニューアルした新カラーを採用した。USB 3.1 Type-C Gen2も新たに搭載している。

発売はいずれも9月中旬。価格はオープン。店頭予想価格は税別111,800円前後から。


LAVIE Hybrid ZERO

LAVIE Hybrid ZERO HZ550

軽量モバイルPC「LAVIE Hybrid ZERO」シリーズは前モデルの仕様を踏襲。秋冬モデルの強化点はイマジナリースピーカー機能追加のほか、SIMフリーモデル「HZ330」にて、プリセットされたAPNプロファイルをプルダウンで選択・設定できる「APN設定&切り替えツール」を新搭載した。プリセットが用意される通信事業者は、インターネットイニシアティブ、日本通信、ハイホー、ビッグローブ、ワイヤレスゲート、NTTコミュニケーションズ、U-NEXT。

発売はいずれも9月中旬。価格はオープンで、店頭予想価格は税別124,800円前後から。


LAVIE Desk All-in-one

LAVIE Desk All-in-one DA970/FAB

23.8型液晶一体型デスクトップPC「LAVIE Desk All-in-one」秋冬モデルは、夏モデルのハードウェアを踏襲。イマジナリースピーカー機能の搭載や、HiGrand Music Player V2の改善といった、秋冬モデル向けソフトウェアの搭載で強化が図られている。

発売はいずれも9月中旬。価格はオープンで、店頭予想価格は税別149,800円前後から。


LAVIE Desk Tower

LAVIE Desk Tower DT750/FAW

ディスプレイ付属の分離型デスクトップPC「LAVIE Desk Tower」は、ハードウェアは前モデルと同等ながら、フォトムービー作成ソフトウェア「MediaShow」の強化や、「ネットで年賀状」など、秋冬モデル向けソフトウェアが搭載された。

発売日は9月中旬。価格はオープン。店頭予想価格は税別139,800円前後から。

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このほか、据え置き用途の15.6型PC「LAVIE Hybrid Frista」シリーズや、Windowsタブレット「LAVIE Tab W」シリーズは前モデルを継続販売する。