ワコムは7日、ペンタブレット「Intuos」の追加モデルとして、手軽に3D造形を始めたい人向けの新製品「Intuos 3D」を発表した。発売日は10月14日。価格はオープンで、ワコムストア参考価格は税別19,800円。

Intuos 3D

「Intuos」は2013年に発売した、筆圧感知対応のペンタブレット。2015年に大幅なモデルチェンジを施し、現在コンシューマ向けにはペンが付属する「Intuos Draw」、タッチに対応した「Intuos Art」、写真編集向けの「Intuos Photo」、マンガやイラスト制作向けの「Intuos Comic」といったラインナップを揃える。また、プロ向け製品として「Intuos Pro」シリーズも用意している。

今回この「Intuos」シリーズに、新たに3D制作が楽しめる「Intuos 3D」が追加された。3Dクリエイティブを手軽に始めたい人向けのパッケージで、ペンタブレット本体に加え、 3Dスカルプティング/デジタルクレイ用アプリケーション「ZBrushCore」、3Dテンプレート、使用方法を紹介したチュートリアルビデオ、3Dプリンティングサービスが付属する。なお、ハードウェアの仕様は既存モデルと同等。

ZBrushCoreは、3Dスカルプティングアプリ「ZBrush」の簡易版という位置づけで、ダウンロード提供となる。また、付属の3Dプリンティングサービスは、DMMの3Dプリントサービス「DMM.make 3Dプリント」が割引価格で利用できるというもの。1コードに付き最大3モデルまで、プリントモデルの外寸から算出される空間費が60%オフで利用できる。対象素材はアクリル、石膏フルカラー。なお、材料費、諸経費などは別途必要となる。

製品サイズはMサイズ。本体サイズは275×217.2×10.7mm、重量は約480g。