本稿では、弊誌にて掲載しきれなかった国内の大学・研究機関の研究成果に関するニュースリリースをご紹介する。今回は、8月22日~8月26日付けのリリースからお届けしたい。 宇宙・物理系 東工大、電気分極の回転による圧電特性の向上を確認 東大、一成分からなる物質における四相共存を発見 核融合研、高速カメラによるLHDプラズマの画像計測とそのシミュレーション解析 理研、天然シリコンにおける高性能量子ビット実装 物質・材料・化学系 北大、ナノワイヤーの汎用的なパターン化法の開発に初めて成功 理研、生体分子の電荷分布の高精度解析法を開発 東工大、ジフルオロメチル基の光触媒的導入法を開発 農工大、有機合成化学反応をわずかな電気エネルギーで効率的に行うことに成功 茨城大など、アルミニウム化合物による常温常圧での水素分子活性化反応を発見 バイオ・生命科学系 東北大、日本人の基準ゲノム配列(JRG)を公開 千葉大と理研、有害な紫外線から植物を守る物質と生合成遺伝子を発見 東工大、ガラスの新しい物性制御法を開発 京大、ベルベリン生合成を制御する転写因子の働きを解明 京大、ヒト、サル、マウスにおける多能性"発生座標"の解明 北大、古代魚のミネラルコルチコイド受容体の単離に成功 生理研、免疫細胞が発達期の脳回路を造る 九大、胎仔で生殖腺形成を開始させている仕組みに迫る 医療系 理研、マイタケ由来タンパク質がインフルエンザウイルスの増殖を抑制 東大、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染を阻害する薬物を同定 京大、飲酒・喫煙をして緑黄色野菜を食べないと多発性の異型上皮発生リスクが上昇 新潟大、てんかんや小頭症を伴う遺伝性重度発達障害の原因解明 福井大など、青年期自閉スペクトラム症への継続オキシトシンスプレーの効果 大阪市立大、筋萎縮性側索硬化症(ALS)発症の仕組みの一端を解明 医科歯科大、アミロイド凝集前に起きるリン酸化シグナルの病態意義を明らかに 京都府立医科大、カベオラ関連タンパクが肺高血圧症の発症・進展に関わる その他 東北大、ダイヤモンド母岩の噴出頻度に新解釈を提唱 産総研、反転層型ダイヤMOSFETの動作実証に成功 京大、ヒトの細胞を含むキメラ動物を使った研究の許容度 森林総研など、北海道の草地性鳥類は大陸経由で南下してインドシナ半島で越冬 森林総研、光る外来害虫同定法を開発 東大、スロー地震の巨大地震との関連性 東大、牛のD型インフルエンザを国内で初めて検出 関西学院大、放射線災害地域の食品に対する消費者の意識についての調査研究 東京農工大学は、有機化合物合成の基本となるディールスアルダー反応をわずかな電気エネルギーで効率的に引き起こすことに成功した