ブラザー販売は24日、A4対応インクジェット複合機「PRIVIO」シリーズの新製品を5モデル発表した。9月下旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は14,500円(税別)から。

DCP-J968N

ブラック

ホワイト

「DCP-J968N」シリーズは、プリンタ・スキャナ・コピー機能を備えた「PRIVIO」シリーズのベーシックモデル。ブラックとホワイトの2色を用意し、店頭予想価格は19,500円(税別)。

従来モデルと比べて本体がさらにコンパクト化し、2014年モデルと比較して約15%のサイズダウンを実現。インクシステムは、シアン・マゼンタ・イエローの3色染料カラーインクと顔料ブラックインクで構成(各色独立インクカートリッジ)。1回のインク交換で約499枚(A4カラー)の印刷が可能となっている。ランニングコストはL判写真で約18.6円。印刷速度もA4モノクロで約12ipm、A4カラーで約10ipmと高速で、自動両面印刷にも対応する。

本体の上部にはADFを装備

前面の給紙トレイは2段構造。背面には手差しトレイがある

無線LAN機能を搭載し、スマートフォンやタブレット端末をワイヤレス接続してのダイレクト印刷も可能。NFCにも対応する。スマートフォン用アプリ「Brother 年賀状プリント」の機能強化も図られ、年賀状のデザイン面と宛名面の両面を簡単に印刷できるようになった。

CD/DVD/BDレーベル印刷に対応。メディア用トレイは本体前面から差し込み、使わないときは原稿台カバーに収納しておける

インクカートリッジの装着部分。USBと有線LANインタフェースも内部にあり、ケーブルを這わせて背面から出すタイプ

プリント解像度は6,000dpi×1,200dpi(カラーコピー時が2,400dpi×1,200dpi)。給紙トレイには最大100枚の用紙をセットでき、用紙を1枚セットできる手差しトレイも装備。ADFの容量は20枚だ。スキャナの光学解像度は最大1,200×2,400dpi。スキャン速度はA4カラー片面4.3秒 / モノクロ3.4秒。操作用にタッチパネル対応の2.7型液晶を装備する。

インタフェースは、10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW400×D341×H172mm、重量は約8.6kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.9.5以降。

DCP-J767N

DCP-J767N

「DCP-J767N」はADFを装備しないモデルで、店頭予想価格は17,500円(税別)。有線LANインタフェースとNFCも省かれている。本体サイズはW400×D341×H151mm、重量は約7.4kg。そのほかの仕様は「DCP-J968N」とほぼ共通。

DCP-J567N

DCP-J567N

「DCP-J567N」は、印刷速度がA4モノクロで約12ipm、A4カラーで約6ipmのモデル。店頭予想価格は14,500円(税別)。ADFと有線LANインタフェースを搭載しない点などを除いて、主な仕様は「DCP-J767N」とほぼ共通。本体サイズはW400×D341×H151mm、重量は約7.1kg。

MFC-J887N

MFC-J887N

「MFC-J887N」は、プリンタ・スキャナ・コピー機能に加えて、ファックス機能を備えるモデル。店頭予想価格は24,000円(税別)。ファックス機能の追加以外の仕様は「DCP-J968N」とほぼ共通。本体サイズはW400×D341×H172mm、重量は約8.6kg。