鹿島臨海鉄道「ガルパン列車」3両連結運転も - 1号車さよならイベント開催

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線で運行されてきた「ガルパン列車」1号車(6000形6006号車)が全面塗装工事のため、8月7日をもって運行を終了する。同日はさよならイベントとして、「ガルパン列車」3両連結運転や大洗駅での展示会が実施される。

「ガルパン列車」1号車は、大洗が舞台のテレビアニメ『ガールズ&パンツァー』放送中の2012年11月18日から運行開始し、約3年9カ月にわたり大洗鹿島線で活躍してきた。後に2号車(6000形6018号車)が加わり、昨年11月の『ガールズ&パンツァー 劇場版』公開、大洗あんこう祭の開催に合わせて3号車(6000形6011号車)も登場。1～3号車は外観・内装ともに異なるデザインのラッピングが施されているという。

さよならイベントが開催される8月7日、「ガルパン列車」1～3号車の3両連結運転は大洗～鹿島神宮間で実施され、往路は大洗駅10時27分発・鹿島神宮駅11時41分着、復路は鹿島神宮駅11時48分発・大洗駅13時7分着で運転。途中の北浦湖畔駅で10分間停車し、記念撮影会も実施される。募集はすでに終了しており、参加者には弁当・飲料やオリジナルポストカード&缶バッジセット、記念乗車証などの特典が付くとのこと。

大洗～鹿島神宮間の臨時運行を行った「ガルパン列車」1～3号車はその後、大洗駅3番線ホームに入線。13時30分から14時30分まで展示会となり、こちらは入場券または乗車券の購入で入場できる。『ガールズ&パンツァー』の主人公・西住みほによる構内放送が行われ、オリジナルポストカード(1人1枚、なくなり次第終了)や当日限定の入場券スタンプ(さよならガルパン1号Ver)も用意される。

「ガルパン列車」1～3号車にも使用される6000形は、1985(昭和60)年の大洗鹿島線開業以来、約30年にわたり活躍している車両。鹿島臨海鉄道は老朽化の進む6000形に代わり、今年3月のダイヤ改正から新型車両8000形を導入しており、これにともない6000形に廃車が発生した。同社は今後も計画的に新しい車両への更新を進めていくとしている。