VAIOは26日、同社製PCの新製品「VAIO C15」を発表した。エントリー向けの15.5型HDノートPCで、デザインに注力しつつ価格を抑えた製品。カラーは全4色で、発売日は一部カラーを除き8月5日から。価格はオープン、店頭予想価格は税別94,800円前後。

VAIO C15

「好きなカラーリング、デザインでPCを選ぶ」ことを目的にデザインされた、エントリー向けノートPC。カラーはホワイト/カッパー、ネイビー/グレー、オレンジ/カーキ、イエロー/ブラックの4色。いずれもソリッドカラーとメタリックカラーの2色を組み合わせ、各機種ごとでソリッド部分とメタリック部分が最適なバランスになるよう調整したという。キーボード面も2色カラーで配色。ターゲット層は、Officeやブラウジングなど用途を定めず広くPCを使うファミリー層で、家に置くアイテムにこだわるユーザーを想定する。

ホワイト/カッパー。どんな部屋にもなじみやすく、存在感があるデザインを想定し、白い時計にカッパー(銅)の金具が付いているイメージという

ネイビー/グレー。ビジネスマンのスーツをコンセプトにしたデザインで、落ち着いた印象

オレンジ/カーキ。フライトジャケットやスケッチブックなど、日常で使われている色のコンビを用い、部屋に置いておくだけで元気になれるようなデザインを目指した

イエロー/ブラック。レーシングカーのストライプから着想を得ており、女性層にも提案できるデザインとする

天板デザインには、7層からなるフィルムの印刷図柄を金型内で部品に転写するIMR技術を採用。メタリック部分には、7層のうちのひとつである蒸着層にメタル感を出す金属蒸着を施し、金属に近い質感を実現した。表面全体にはUVハードコート層で覆い、耐擦傷性を高めた。

ディスプレイは1,366×768ドットのHD解像度で、アンチグレア液晶を採用。スピーカーは本体前面左右に備え、底面中央にサブウーファーも搭載する。キーボードは19mmピッチのテンキー付。ストレージには1TB HDDを採用する。また、ディスプレイ出力用にHDMI端子を搭載しており、ベースとなった兄弟機「VAIO S15」で搭載しているD-Subは本機では省かれている。なお「VAIO S15」は併売する。

ディスプレイ部

光学ドライブはDVDスーパーマルチ

左面

右面

店頭モデルの主な仕様は、4機種とも共通。OSがWindows 10 Home 64bit、CPUがIntel Celeron 3215U(1.70GHz)、メモリが4GB(最大16GB)、ストレージが1TB HDD(6Gbps/s)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが15.5型ワイド(1,366×768ドット、アンチグレア)、光学ドライブがDVDスーパーマルチなど。

主なインタフェースはUSB 3.0×2(1基は給電機能付き)、USB 2.0×2、HDMI×1、SDXC対応SDカードスロットなど。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Gigabit準拠の有線LAN、Bluetooth 4.1など。

本体サイズはW380.8×D260.8×H26.6mm、重量は約2.5kg。バッテリ駆動時間は約4.0時間(JEITA 2.0)。

VAIO OWNER MADEモデル(VJC1511)では、OSでWindows 10 ProやWindows 7 Professional(Windows 10 Proダウングレード版)、Core i3プロセッサ、8GBメモリ、フルHDディスプレイ、フラッシュメモリと組み合わせたHybrid HDD、Officeの有無などを選択可能。ソニーストアで26日から先行受注を開始し、価格は税別66,800円(最小構成時)から。

店舗販売は、BEAMSとコラボレーションして展開。東京都・新宿区に位置するBEAMSの発信拠点「BEAMS JAPAN」で7月26日から28日までの3日間、「VAIO C15」を先行展示し、9月12日から18日までの1週間でイベントも開催する。あわせて、VAIO公式FacebookではVAIO C15のプレゼントキャンペーンも展開する。

使用イメージ。イメージカットもBEAMSが撮影協力し、BEAMSスタッフが実際に住んでいる家で撮影したという