セイコーエプソンは7月25日、XGA解像度のカラーTFT液晶パネルに対応したディスプレイコントローラIC「S1D13L04」を開発し、量産出荷を開始したと発表した。

同製品は、産業機器や医療機器、計測機器、OA機器、ホームオートメーション機器などの表示用途向けにQVGAからXGAの解像度に対応し、色深度は32bpp(フルカラー)、16bpp、8bppの3段階で設定が可能。また、メイン/PIP1/PIP2のマルチウィンドウと、その重ね合わせ表示に対応しているほか、PIP2は2つの画像を重ね合わせ、画素ごとに設定された透過度に基いて合成するアルファブレンディングや透過処理も可能となっている。さらに、ガンマ補正用LUT(256×24ビット×2バンク)やバックライト制御用4ch PWM信号出力を搭載し、疑似色拡張やミラーおよび180°回転機能などを活用することが可能だ。

このほか、表示フレームバッファとして最大16MBの外付けSDRAMを利用可能なほか、CPUとのインタフェースとしては、16ビット ダイレクト/インダイレクトおよびシリアルインタフェースを装備している。

なお、同製品のQFP22-208ピンパッケージの価格は1980円(税別)で、量産規模は月産2万個を予定しているという。

XGA対応ディスプレイコントローラIC「S1D13L04」のパッケージ外観