Microsoftは26日(現地時間)、Office 365に6月に加わった新機能をまとめて紹介する記事を公式ブログで公開した。Microsoftは2016年1月にOfficeへインク機能を搭載したが、今回はインク機能をAndroid用Word/Excel/PowerPointに拡大し、来月にはWindows Phones/iPhone用も対応する。また、ExcelのShape Recognition機能がWindows版やiPadに加わり、来月にはiPhone用Excelにも拡大する予定だ。Windows版OneNoteでは既に実現済みだったインク入力機能はMac版OneNoteにも展開される。

Android用Word上で動作するOfficeインク機能(公式ブログより抜粋)

ExcelのShape Recognition機能。ダッシュボードの図形を作成しやすくなる(公式ブログより抜粋)

Mac版OneNoteで可能担ったインク入力機能(公式ブログより抜粋)

さらにSwaysは、表示するユーザーを制御するパスワード保護機能。企業の研修や学校のプロジェクトなど長いフォームコンテンツを作成する際に便利なコンテンツ制限。フッター部分をカスタマイズする機能を搭載した。これらは無償版ではなく、Office 365契約者向けの機能として提供される。

Swayはパスワード保護など3つの新機能をサポートした(公式ブログより抜粋)

Outlookにはメールで受信したイベント情報を分析し、カレンダーに登録する機能を追加した。本機能はMac版OutlookおよびWeb版Outlook.comからロールアウトし、Outlook 2016、iOS、Android、そしてUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーション版は近日提供予定となる。

スケジュール自動設定機能を新たに備えるOutlook(公式ブログより抜粋)

Microsoft CVP Office teamのKirk Koenigsbauer氏は、既報のとおりMicrosoft Plannerの一般提供、指や音声でアプリケーションやデータを結びつけるGigJamプレビュー版についてもアピールした。

阿久津良和(Cactus)