ネットギアジャパンは6月15日、屋外設置用802.11n対応デュアルバンド無線LANアクセスポイント製品「WND930」、外付けアンテナ「ANT24501B」を7月1日より販売開始すると発表した。

無線LANアクセスポイント製品「WND930」

「WND930」に外付けアンテナ「ANT24501B」を装着した状態

WND930は、IEEE 802.11n対応のデュアルバンドアクセスポイントで、5GHz帯と2.4GHz帯を同時に使用でき、2 x 2 MIMOにより、それぞれ300Mbpsの通信速度を実現する。

IP65という高い防塵・防水性能のレベルに対応しているため、遮蔽物がなく雨や雪の降りかかる高所にも設置できるほか、壁面やポールに固定するための固定具も標準で装備している。また、ヒーターを内蔵しているため、氷点下20℃の寒冷地でも使用可能。

WND930は、屋内用の「WAC720」(802.11ac 2x2 MIMO デュアルバンドアクセスポイント)や「WN370」(802.11n 2x2 MIMOホテル用アクセスポイント)と組み合わせ、無線LANコントローラ「WC7600」や「WC9500」に収容することで、建物内のみならず敷地全体の無線ネットワークの一括管理を実現する。

また、2個備えているギガビットイーサネットポート(1000BASE-T9)はPoE(Power over Ethernet, 802.3af / 802.3at)に対応している。これにより、LANケーブルによる電源供給で動作しつつ、もう1つのポートにIPカメラを接続して電力を中継できるため、アクセスポイント用とカメラ用に敷設するLANケーブルが1本で済む。

価格は、WND930が14万400円、ANT24501Bが1万800円となっている。