シードルインタラクションデザインは、Webブラウザやスマートフォンから制御可能なIoTモーター「Webmo」を発売した。価格は2万9,800円。

JavaScriptなどで制御できるエンコーダー内蔵のステッピングモーター「Webmo」

3Dプリンタで出力可能なパーツデータも公開予定

「Webmo」は、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の渡邊恵太准教授が開発した、Webブラウザやスマートフォンから制御可能なIoTモーター。電子工作の知識なしに、WiFi経由でJavascriptを使って、静音で高度なモーターを制御することができ、回転させるだけなら3行のコードを書くだけで回すことができるという。同商品を利用することで、Webと実世界を連動させ、人の行動を直接支援するサービスの開発や人型にこだわらないロボットアプリケーションの試作が容易に行えるようになるということだ。

基本仕様は、1回転2万5600ステップ動作のステッピングモーター。サーボモーターのようにギア音がしないので生活に溶け込みやすく、エンコーダー搭載で回転角度も取得可能。Intel Edisonを搭載しており、モーター自体がひとつのLinuxシステムとなっている。また、同商品はJavascriptのほか、ProcessingやOSCにも対応しており、今後はUnityなどにも対応していくという。さらに、3Dモデルデータも共有していく予定となっている。

なお、同製品はNTT ICCのミュージアムショップで先行販売されており、電子工作モジュール通販サイト「スイッチサイエンス」での販売も予定されている。