価格5ドルの低価格シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi Zero」のハードウエアがバージョン1.3にアップデートされ、新たにカメラ・モジュール接続用のインターフェイスが追加された。価格は5ドルのままだ。

Raspberry Piは4月にカメラモジュール「Raspberry Pi Camera Modules」(25ドル)の第2世代製品をリリースしている。ソニー製「IMX219PQ」CMOSイメージセンサー(8メガピクセル)を搭載。1080p(30fps)、720p(60fps)のビデオモードに対応し、ノイズ除去、歪み補正、レンズシェーディング補正、自動ゲインコントロール(AGC)、ホワイトバランス(AWB)機能をサポートする。Raspberry Pi Zeroは基板が小さいため小型のカメラ・インターフェイスになっており、専用の6インチ・アダプターケーブルを用いてCamera Modulesを接続する。

Raspberry Pi Zero v1.3とCamera Modules v2をFPCアダプターケーブルで接続

5ドルという低価格のため、Raspberry Pi Zeroの拡張性を強化するのは難しいが、創業者のEben Upton氏によると、カメラ・コネクタは「(ユーザーから)最もひんぱんに要望されていた機能」だった。