凸版印刷は3月8日、白黒赤の3色に表示切替が可能で、店頭の売価表示などに対応可能なフレキシブル電子ペーパーディスプレイを開発したと発表した。

同製品は、表示部分にE Inkの3粒子系電気泳動型カラー電子ペーパー「Spectra」を採用することで、従来の白黒表示に加え、赤色の表示も可能とした。また、フレキシブル薄膜トランジスタ技術の活用により、軽量で薄く、曲げることが可能だという。

表示部のサイズは約145.86mm×約15.26mmであり、スーパーやドラッグストアなどの店頭売価表示向け、レール型電子棚札への適用などを想定しているとのことで、2018年度の実用化を目指すとしている。また、今後もプリンテッドエレクトロニクス技術の研究を進め、さまざまな分野へ向けたフレキシブル電子ペーパーの製品開発を進めていくとしている。

凸版印刷が開発した白黒赤表示可能なフレキシブル電子ペーパーディスプレイ (出典:凸版印刷Webサイト)