LIXIL、汚物や水アカによるトイレの汚れを防ぎ"キレイが100年続く"新技術

 

LIXILは2月23日、汚物や水アカによる汚れを防ぐ衛生陶器「アクアセラミック」を開発したと発表した。

同社はこれまでに、トイレの汚れが、「キズ汚れ」、「細菌汚れ」、「汚物汚れ」、「水アカ汚れ」の4つに分類できることを究明し、この結果をもとに技術開発に取り組んでいた。今回開発されたアクアセラミックは、衛生陶器のキズを防ぐ陶器本来の硬さや、抗菌の国際規格「ISO22196」に準拠した抗菌性能を保ちながら、汚物と水アカの汚れを同時に防ぐ性能をあわせ持つことで、これらトイレの4つの汚れすべてに応えることが可能となっている。LIXIL Water Technology JapanのCEO 有代匡氏によると「汚物による汚れに対しては親水性、水アカ汚れに対しては撥水性の素材が適しているため、これらを両立させるのが難しかった」という。

LIXIL Water Technology JapanのCEO 有代匡氏

アクアセラミックの特長は、陶器表面が超親水性を持ち、水酸基(OH-)が露出しない構造になっていること。超親水性で水になじみやすい性質は、陶器に付着した汚物の下に洗浄水を入り込ませ、水の力で汚物を浮かび上らせることを可能としている。

アクアセラミックは超親水性であるため、陶器に付着した汚れの下に水が入り込む

一方、水アカは、洗浄水に含まれるシリカ(Si)が陶器表面の水酸基(OH-)と化学的に結合することで発生するが、水酸基が表面に露出しない構造となっているアクアセラミックでは、水アカの発生を防ぐことができ、陶器表面をいつまでも平滑な状態に保つことができるようになる。

水アカが固着する原因は、陶器表面の水酸基(OH-)と洗浄水に含まれるシリカ(Si)の化学結合

これは、汚物と水アカ両者に対して防汚機能の役割を果たす特殊な物質を、焼物の表面を覆う釉薬に一体化させることで実現している。別の素材で覆うコーティングとは異なり、強度の維持にも成功。強度実験の結果では、100年以上摩耗しないことが確認できているという。

親水基(OH-)を露出しない構造にするために特殊な物質を釉薬に一体化させている。これにより、洗浄水に含まれるシリカ(Si)が陶器表面の水酸基(OH-)と結合しなくなり、水アカを防ぐことができる

同社は、アクアセラミックを2016年4月より主要住宅トイレシリーズに展開していくほか、洗面化粧台、トイレ手洗いなどの陶器製の水回り製品においても同技術を活用した製品開発を進めていくとしている。

油性ペンで書いた"汚れ"が水を流すだけで落ちていく様子



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