Microchip Technologyは2月16日、PIC マイクロコントローラ(MCU)を使った設計を容易にするクラウドベースのMPLAB Xpress統合開発環境(IDE)を発表した。

同IDEは、インターネットに接続したパソコンまたはタブレット端末より無償で利用可能で、MPLAB Xpress評価用ボードなどのツールをUSBで接続してハードウェア開発を行うもの。検証済みのサンプルコードライブラリ、MCUの周辺モジュール関連コードを自動生成できるMPLAB Code Configurator 3.0へのインターフェイス、MPLAB XCコンパイラ、プログラマ/デバッガ ハードウェアのサポート、myMicrochipアカウントで利用可能な10GBのオンラインストレージなどといった、従来のMPLAB X IDEの主要機能を備えており、作成したプロジェクトは、従来のMPLAB X IDEに移行可能となっている。

MPLAB Xpress評価用ボードはプログラマとPIC16F18855 MCUを実装済み。また、mikroBUSヘッダも備えているため、MikroElektronika提供のClickボードを使ってシステムを拡張できる。また同IDEは、MicrochipのCuriosity開発ボードおよびPICkit 3もサポートしている。

「MPLAB Xpress統合開発環境」イメージ