LionGardenは9日、同社が運営するアートのポートフォリオサービス「HINERISM(ひねりずむ)」において、若手アーティストを中心とした原作・エディション限定のオークションマーケットプレイス「HINERISM for Auction」のβ版提供を開始したことを発表した。

「HINERISM for Auction」商品ページの一例

「Hinerism for Auction」は、意欲的に活動するクリエイターに対して作品販売の場とアート購入層へのコネクションを提供することを目的にオープンしたオンラインオークション。

同サービスの基盤となるポートフォリオサービス「HINERISM」では、各クリエイターに対するハクシュ(Facebookで言う「いいね!」のようなもの)、作品ビュー数、Facebook上での拡散数、フォロワー数、クリエイターの受賞歴/展示歴を採点要素とした独自のスコアシステムを提供しており、ここで規定のスコア(HINERISMスコアが35以上)を超えたクリエイターだけがオークションへの出品が可能になるという。

また、出品手数料は無料で、作品が落札された場合のみ落札金額の30%手数料が発生する(2月末までの出品作品は手数料20%)。入札期間は1日~最長2週間まで設定でき、最低落札金額は1万円から。出品者と落札者間における取り引きは専用チャットで行い、落札後の決済から作品の発送にまでHINERISMで一括して行えるとのことだ。

なお、今後は日本の作家のみならず、海外の作家やアジア圏を中心としたアート購入層へのアプローチを開始する予定だとしている。