日本ヒューレット・パッカードは1月29日、企業が複数のクラウドのワークロードとプロバイダーに対する、調達、アクセス、統合、および確実なサービスの管理を可能にする新マネージドサービス「HPE Helion Managed Cloud Broker」を発表した。2016年内に提供開始を予定している。
新サービスではサービスプロバイダーと直接接続が可能なインタフェースを備えた統合セルフサービス・ポータル、セキュリティ管理やパフォーマンス管理、財務管理、予算管理、コンプライアンス管理、カタログ管理、サブスクリプション(ユーザー契約)管理、サブスクリプションのライフサイクル管理、サービスリクエストの送信と管理、監査機能、ダッシュボード、レポートなどの機能を有する。これにより、ユーザーのハイブリッドインフラへの移行を支援する。
従来のITからプライベートおよびパブリッククラウドまで、企業のIT資産に対するコントロールとタイムリーな可視性をIT管理者に提供し、これらの資産に対するオーケストレーションにより、応答性、財務管理、エンドユーザー満足度を向上させることができるという。
また「HPE Helion Managed Virtual Private Cloud」「HPE Helion CloudSystem」および「HPE Helion OpenStack」を含む「HPE Helion」ポートフォリオのすべての製品やサービス、およびVMwareなどの従来型データセンターサービスに加え、Microsoft AzureやAmazon Web Servicesをはじめとする一連のパブリッククラウドプロバイダーに対応し、利用料型のモデルに基づくマネージドサービスとして提供される。
なお、「Cloud Service Broker Advisory & Platform Services」「HPE Propel」「HPE Service Anywhere」「HPE Cloud Service Broker Support and Education」なども利用できる。