イベリア航空(本社: マドリッド)は現地時間の1月18日、10月19日より週3便運航で成田=マドリード線を開設し、日本とスペインを結ぶ唯一の直行便を運航することを発表した。
同線へはエアバスA330-200型機を導入し、ビジネスクラス19席、エコノミークラス269席の全288席の仕様となる。 日本からマドリードへの利用者は、同社の持つスペイン国内29地点のネットワークに加え、欧州、アフリカ、米州の広範なネットワークへの乗り継ぎ便を利用できる。同線の往復運賃は新規路線の開設を記念した7万7,000円~となっており、1月20日より同社ウェブサイトにて購入可能(諸税や空港施設使用料などは別途必要。販売座席数には限りがある)。
同社の会長兼CEOであるLuis Gallego氏は、「世界で最も時間に正確な航空会社の1社として、新しい長期路線用キャビンを備えた最新鋭の航空機と共に東京へ戻って来ることを誇りに思います。新路線は日本とスペイン間の経済、文化、観光における両国のつながりを一層強化することでしょう」とコメントしている。
同社のハブ空港はマドリード・バラハス空港第4ターミナルであり、日本から同社のフライトにてマドリードへの旅行者は、バルセロナ、ビルバオ、グラナダ、セビリア、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、バレンシアといった同社の持つスペイン国内29地点のネットワークに加え、リスボン、パリ、ロンドン、ベルリン、ブリュッセル、フィレンツェ、ハンブルグといった59地点の欧州ネットワーク、そのほかアフリカ、米州への乗り継ぎ便を利用できる。
同社は1927年に設立されたスペインを代表する航空会社、および欧州とラテンアメリカを結ぶリーディングキャリヤであり、同区間において70年以上にわたりサービスを提供している。今回の成田=マドリード線開設を皮切りに、アジアへの就航を開始する。過去数年間で新しい長距離専用キャビン、新路線、新機材(A330-200型機13機、A350-900型機16機)を導入。また2015年には、航空会社の運航品質等の調査を行うアメリカのFlightStats(フライトスタッツ)の調査委において、定時到着率欧州1位、定時到着率世界2位を獲得した。
子会社であるイベリア・エクスプレスおよびフランチャイズ・パートナーであるイベリア・レヒオナル/エア・ノストラムを合わせると、保有機数は135機に上り、一日に計約600便のフライトを運行している。さらに、同社はワンワールドアライアンスに加盟しており、加盟航空会社の一日の総運航便数は1万4,000便、就航都市は世界150カ国、1,000都市以上に上る。