横浜市は13日、市内の中小企業が持つ技術力とクリエーターのアイデアをかけあわせた地域ブランド「texi(テクシ)」を始動させたことを発表した。開発商品は2月にドイツ・フランクフルトで開催される雑貨等の国際見本市「アンビエンテ」に出展されるほか、YCC ヨコハマ創造都市センター1階エントランスホールに設置されるショールームにも常設展示される。
「texi」は、横浜市内の中小企業が持つ"技術力"とクリエーターの"アイデア"がコラボした地域ブランド。横浜市が取り組んでいる、アーティスト・クリエーターと企業・地域とのコラボレーションをコーディネートして新たなビジネス機会を創出する「創造的産業の振興」の一環として、コラボにより開発した商品群を「texi」として発信していくという。
開発商品には、単結晶製品の製造・加工技術を活かした25カラット相当の無垢ルビーの指輪「25Carats Ruby Ring」(信光社)をはじめ、肉薄の鋳造技術と3次元の立体成型のノウハウを活かした、アルミ鋳造の立体ハンガー「Al Cast Hanger」(旭鋳金工業)、高精度の板金加工とアルマイト処理を活かした、ノックダウン式のアルミ照明「AL K.D. Light」(かなめ)、板状のガラスを熱でゆがみなく曲げる技術を活かした、曲げガラスの傘立て「Safety Glass Umbrella Stand 」(豊住曲硝子)がある。
これらの商品は、2月12日~16日にドイツ・フランクフルトで開催される雑貨等の国際見本市「アンビエンテ」のデザイン志向のホームアクセサリー等を扱う人気のエリアに出展するということだ。
また、同ブランドの商品を常設展示するショールームを、YCC ヨコハマ創造都市センターの1階エントランスホールに設置。国内のバイヤー等に向けたPRに活用するとともに企業とクリエーターが結びついた成功事例として展示することで、他の企業やクリエーターの参加を促し、新たなコラボレーションにつなげていくとしている。ショールームの開館時間は11:00~22:00。年中無休(年末年始、臨時休館日を除く)。