メタップスは12月17日、エム・データが保有する「TVメタデータ」と連携し、メタップスが提供するアプリ解析ツール「Metaps Analytics」上で、テレビ番組とCMデータを可視化し、テレビと動画の最適なマーケティングを支援する統合分析機能を追加した。

「Metaps Analytics」での統合分析機能 イメージ

TVメタデータとは、関東(東京)・中部(愛知)・近畿(大阪)のテレビ局で放送されたテレビ番組やCMをテキストデータとしてデータベース化したもの。「番組データ(番組放送内容)」「CMデータ(広告出稿内容)」「アイテムデータ(番組で紹介された商品情報)」「スポットデータ(番組で紹介された店・宿・観光地などの情報)」の4つで構成され、ローデータサービスのほかに、ランキングコンテンツや調査・集計・分析などのレポートサービス、分析結果を基にしたコンサルティングサービスなどを提供する。

なお、これらのデータは、データ入力センターに専属オペレーターを配置し、オリジナルのデータ入力システムから、24時間365日、「いつ」「どこで」「何が(誰が)」「どのように」「何秒間(何回)」放送されたかを入力し生成している。

今回の連携により、Metaps Analytics上にて、TVメタデータを基にテレビ番組とCM及び動画の相関を可視化し、統合的に分析することが可能に。Metaps Analyticsを導入するアプリでは、DAUや課金金額などの行動データを掛け合わせるなどの多角的な視点から分析することができる。

例えば、1GRP(出稿量と視聴率を基にした放送広告枠の定量指標)投下あたりの想定インストール数や、テレビ番組に取り上げられた場合のアクティブ率の変化、テレビ番組とCM及び動画の想定リーチ数などが把握できるようになり、マーケティング予算の最適な配分の意思決定が可能となった。