NEDO、業務用燃料電池システム実用化に向けた新たな技術開発に着手

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11月30日、水素利用の拡大に向け、数~数百kW級の業務用固体酸化物形燃料電池(SOFC)システムの新たな実用化技術開発2テーマに着手すると発表した。

NEDOでは、「固体酸化物形燃料電池等実用化推進技術開発」(2013~2017年度)において、燃料電池の本格普及および中・大容量システムへの展開のための技術開発および実証研究を実施している。今回、同プロジェクトにおいて、水素利用の拡大に向けた数~数百kW級のSOFCシステムの実用化技術開発に着手。下記2件のテーマを採択し、2017年にも業務用SOFCシステムの市場投入を目指すとしている。

SOFCを用いた業務用システムの技術実証

同テーマでは、飲食店、理美容院、小規模医療、福祉施設などをユーザーとして想定し、5kW級の業務用SOFCシステムについて実用化技術開発を実施。ユーザーに最適なシステムの基本設計、耐久性に関する課題抽出とその対策に取り組むとともにシステムの導入効果の検証などを行う。助成予定先はデンソー。

燃料電池の活用イメージ

円筒形SOFC-マイクロガスタービンハイブリッドシステムの市場投入に向けた技術実証

同テーマでは、SOFCとマイクロガスタービンを組み合わせた250kW級のシステムについて、実負荷条件下で実用化開発を行う。セルスタック性能・耐久性・システム運用性・安全性などのデータを取得して評価・検証を行うとともに、システム製造・設置コスト低減の課題抽出・改善を進める。助成予定先は、三菱日立パワーシステムズ、トヨタ自動車、日本特殊陶業。

SOFCハイブリッドシステム実証機(上)とそのシステム概略図(下)



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