オリンパスは11月2日、培養顕微鏡「CKX53」を2015年12月2日から世界で順次発売すると発表した。同製品は、小型で軽量な「CKXシリーズ 41/31」の後継機で、13年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

前機種ではハロゲンランプを使用していたが、同製品では細胞観察に適した色合いのLED光源(色温度:4,000K)を採用。これにより、明るさを変えても視野周辺まで色再現性が良く鮮明な細胞の観察が可能となる。なお、LED光源は電源を入れれば即座に利用することができる。

培養顕微鏡「CKX53」

また、前機種に比べ約2割軽量化し約6.9kgとなったことに加え、ひとつのリングスリットで4倍、10倍、20倍、40倍の位相差観察が可能となる「新位相差観察システム」が新たに採用された。