ソフトバンク・テクノロジーは9月11日、連結子会社であるミラクル・リナックスのデジタルサイネージ製品「MIRACLE VISUAL STATION(MVS)」とアドビシステムズのWebコンテンツ管理ソリューション「Adobe Experience Manager」を連携し、デジタルサイネージのコンテンツ管理を行う「Adobe Experience Manager 連携サービス」の提供を開始したと発表した。

近年、デジタルサイネージ活用が拡大する一方、Webサイトをはじめとした既存のデジタルチャネルのコンテンツ管理に加え、デジタルサイネージのコンテンツ管理やターゲティング配信の対応など企業のコンテンツ制作部署やマーケティング部門の業務負荷が拡大傾向にあり、効率的で効果的なコンテンツ管理と運用が求められている。

同サービスはWebサイトをはじめモバイル、メール、コミュニティといった様々なデジタルチャネルのコンテンツ制作、管理、配信を提供するアドビの次世代コンテンツ管理ソリューション「Adobe Experience Manager」とWebコンテンツを活用して配信可能なデジタルサイネージ製品のMVSを連携し、デジタルチャネルコンテンツの一つとしてデジタルサイネージのコンテンツ管理までを可能とする。

Adobe Experience Manager 連携サービスの概念図

また、設置エリアや天気などの環境条件にマッチした情報やWebサイトのアクセス解析結果などの情報を利用することで、デジタルサイネージに効果的なコンテンツの自動配信ができるという。MVS連携機能の追加により、コンテンツのターゲティング配信が可能となることで、企業が取り組むデジタルマーティングを支援する。

今後はデジタルサイネージのコンテンツ管理とコンテンツ配信に加えて、デジタルサイネージを消費者とのオフライン接点として、消費者の属性情報を収集・蓄積する機能の開発に取り組むなど、Online to Offlineマーケティングへの対応を予定している。