お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、30日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、鎌倉市図書館のツイートを擁護した。
鎌倉市図書館が公式ツイッターで「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね」とつぶやき、これまで9万5,000以上リツイートされるなど話題を呼んだ。称賛する声がある一方、「不登校を助長する」など悪影響を危惧する声も上がっている。
番組でもこのことが取り上げられた。内閣府の調査によると、18歳以下の自殺が最も多い日付は9月1日。新学期前後や大型連休後に集中する傾向があるという。山里は鎌倉市図書館のツイートに関して、「逃げ道があると知ったことによって、"自分の命を絶とうとする選択肢"を消せる効果としてはすばらしい」と称賛し、自身の炎上が日常茶飯事であることから「ツイッターはこうあるべきだと本当に思いました」の発言で笑いを誘った。
すると司会の東野幸治が「山里さんはこういう世代の子に影響力もあるから、いじめに悩んでいる子とかにたまには真面目に何か言ってよ」と求め、山里はカメラ目線で「悩んでる子、見てごらん。下にはこんなやつもいるんだよ」とメッセージ。自虐ネタで再び笑いを取って満足気な山里だったが、笑顔で「生きていたら楽しいですから」と付け加えた。
また、「逃げ場作りで解決するのか?」「中途半端なやつのたまり場に使われる可能性もある」などの周囲の意見に対して、山里は「このツイートがあることによって、9月1日に自殺をする人が多いという情報を知って、親御さんたちが自分の子どもたちに聞いてみようというきっかけにはなる」と同図書館を擁護していた。