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エンバカデロ・テクノロジーズは8月3日、ビーコンを使用した位置検出機能をアプリケーションで容易に利用可能にする開発者向けソフトウェアソリューション「BeaconFence」を発表した。

BeaconFenceは、RAD Studio XE8で利用できるソリューションで、iOS、Android、Windows、OS Xアプリケーションに、位置情報を検出し応答する機能を容易に追加可能にするコンポーネントやツールによって構成されている。業界標準のiBeaconsやAltBeaconsを特定のエリアに複数個配置することで、GPSを使用することのできない屋内でも、物理的な位置を把握でき、専用のビジュアルツール「Beacon Fencing Map Editor」を用いることで、マップ上にビーコンの位置やゾーンを定義し、ユーザーやデバイスが特定のゾーンへ入出したことを検知、応答させることができる。

BeaconFenceの利用により、これまで多くの開発工数とメンテナンスの手間を要してきた多数のビーコンを利用した位置検出とその応答アプリケーションの構築が容易になり、小売、医療、娯楽、製造、交通、流通などの幅広い分野での応用が可能となる。

BeaconFenceの利用にあたっては、使用するビーコンの数、使用するエリアの広さによって、無償利用を含む複数のライセンスオプションが用意されている。

同社はVisual Studio、Xcode、Java、XamarinでもBeaconFenceを利用できるようにする計画を進めているという。