米Microsoftが米Microsoft Storeで販売している「Surface Pro 3」に、Core i7/8GB RAM/128GB SSDを搭載した新モデルを追加した。

新モデルの追加によって、米国で販売されているSurface Pro 3は以下の6モデルになった。

  • Core i3 (1.5GHz)/4GB RAM/64GB: 799ドル
  • Core i5 (1.9GHz)/4GB RAM/128GB: 999ドル
  • Core i5 (1.9GHz)/8GB RAM/256GB: 1,299ドル
  • Core i7 (1.7GHz)/8GB RAM/128GB: 1,299ドル
  • Core i7 (1.7GHz)/8GB RAM/256GB: 1,549ドル
  • Core i7 (1.7GHz)/8GB RAM/512GB: 1,949ドル

新モデルはCore i5搭載の上位モデル(8GB RAM/256GB SSD)と同じ価格で、プロセッサがCore i7になり、SSDの容量は128GBと小さい。日本国内での販売については不明だが、日本のMicrosoftのオンライストアでCore i5搭載の上位モデルは175,824円(税込)で販売されている。

米国ではMicrosoftの2015年度が終了する6月末というタイミングで、同社がSurface Pro 3に新モデルを追加した理由を探る議論が広がっている。1つはSurfaceシリーズの開発から撤退する予兆という見方だ。GeekWireが入手したというMicrosoft CEOのSatya Nadella氏が社員に送った指針メッセージによると、同氏は来年度も戦略にフォーカスした改革を推進する。Nadella氏のCEO就任後からSurfaceシリーズやXboxなどコンシューマ向けハードウエア開発からMicrosoftが撤退するという噂がくすぶり続けていた。29日には、Microsoftがマップ技術やデータ収集チームをUberに売却するとRe/codeなどが報じたこともあって、同じタイミングで動きがあったSurfaceシリーズについても撤退の噂が再燃している。逆に、ハードウエア製品の強化と見る向きも多い。Windows 10の公開が1カ月後に迫ったタイミングでSurfaceシリーズを拡充し、Intelの次期CoreプロセッサSkylakeの登場を待つという指摘や、ビジネスユーザーからの要望に応えたという見方である。