米Appleは8日(米国時間)、米・サンフランシスコで開発者向けカンファレンス「WWDC15」の基調講演を行い、iPhone/iPad向けのニュースアプリ「News」を発表した。今秋から提供されるiOSの最新バージョン「iOS 9」で利用できる。

「WWDC15」基調講演で発表された「News」

「News」は、iPhone/iPadの次期OS「iOS 9」向けに提供されるニュースアプリ。100万件以上のトピックをフォローし、ユーザーの興味・関心に合わせて情報を抽出する。抽出された記事はニュースフィード「For You」にまとめられ、ユーザーは、フォローしている出版社のチャネルやトピックを閲覧できる。

記事のフォーマットには、Apple独自の「Apple News Format」が採用されており、写真、オーディオ、ビデオ、マップ、パララックス、動画などを組み込むことができる。また、閲覧するデバイスの画面サイズに自動的に最適化される。発表時点では、Conde Nast、ESPN、The New York Times、Hearst、Time Inc.、CNN、Bloombergなど20社近くの出版社が参加を表明しているという。

そのほか、過去に読んだ内容に基づき、関連する情報を提示する、コンテンツ検索機能「Explore」を備える。閲覧した記事が多ければ多いほど、パーソナライズされていき、配信される記事の選択精度が向上していく。

「Explore」機能イメージ

iOS 9の対応端末は、iPhone 4S/5/5c/5s/6/6 Plus、iPad Air/Air 2、iPad 2、iPad mini/mini 2/mini 3、iPad(第3世代以降)、iPod touch(第5世代)。

「News」アイコンイメージ