ロモジャパンは、渦巻くボケを調節できる新ペッツバールレンズ「New Petzval 58 Bokeh Control Art Lens(ニュー ペッツバール 58 ボケ コントロール アート レンズ)」の開発プロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて出資者の募集を開始した。目標金額は100万円だが、プロジェクト公開からわずか1日で400万円以上が集まっている。募集期間は2015年7月6日00:00まで。

「New Petzval 58 Bokeh Control Art Lens」

Canon EFマウントとNikon Fマウントのいずれかを選択できる

同社は2013年夏、19世紀に誕生したポートレートレンズ「Petzval」の復刻版として、「New Petzval 85mm」を開発するプロジェクトを立ち上げ、CAMPFIREにて出資者を募っていた。本プロジェクトはその後、日本のクラウドファンディングにおける史上最高額の支援金を集め、製品化を実現。中央の被写体はシャープに、ピントのずれた背景部分には渦を巻くボケ(通称:ぐるぐるボケ)が現れる特性が支持を集め、現在では公式オンラインショプでも販売されている。

今回のプロジェクトで製品化を目指すのは、この「New Petzval 85mm」に新機能「ボケ調節リング」を加え、ボケの渦巻き具合を7段階で調節できるようにした新レンズ。ペッツバールレンズ生誕175周年に合わせて企画されたもので、焦点距離も用途の広い58mmに変更、絞り解放値もより明るいf/1.9を採用し、ポートレイト撮影はもちろん、景観写真や街角スナップでも活躍するという。カラーはゴールドとブラックの2色。Canon EFマウントとNikon Fマウントから選択可能となっており、マウントアダプターを使用することでAPS-Cのカメラにも装着できる。

本プロジェクトへは500円から出資が可能。支援者には同レンズが最大50%オフでいち早く提供される特典や、「Lomography Art Lens」シリーズの全4本が約30%で手に入る特典、同レンズ縁の地であるオーストリア・ウィーンへのスペシャル旅行など、出資額に応じた特典が用意される(一部終了)。詳しくは「CAMPFIRE」プロジェクトページまで。

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