ニールセンは26日、最新のインターネット利用動向を発表した。スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetViewおよびPC版インターネット視聴率情報Nielsen NetViewのデータをもとに、スマートフォンではブラウザとアプリからの利用、PCからは家庭および職場からの利用で集計している。

これによると、PCからのインターネット利用者数は2015年4月で5,100万人、スマートフォンからのインターネット利用者数は同時点で4,832万人。PCからのネット利用者数は2014年7月以降横ばいに推移しているのに対し、スマートフォンからの利用者数は前月比1%ペースで増加しており、同社エグゼクティブアナリストの中村義哉氏は、2015年冬頃には、スマートフォンからのネット利用者がPCからの利用者を超える可能性もあるとした。

2013年4月からのインターネット利用者数の推移

2015年4月時点での1日あたりの利用時間は、PCが54分/日で前年同月比3分(5%)増、スマートフォンが1時間48分/日で同8分(7%)増となった。

スマートフォンからのインターネット利用時間を性年代別にみると、「29歳以下の女性」が最も利用時間が長く、1日あたり2時間24分利用。次いで「30代の女性」が1時間52分、次いで「40代の女性」が1時間45分という結果になった。男性では「29歳以下の男性」が最も長く1時間44分となっており、全体として女性の方が男性より長時間スマートフォンでネットを利用する傾向があるといえる。

スマートフォンからのインターネット利用時間(性年代別)